アダパレンゲルについて解説!|ニキビ治療薬

アダパレンゲルは初期のニキビ治療によく用いられるお薬で、病院で処方された経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。ニキビに効果があり人気なお薬ですが、副作用も見られるため、使用方法やスキンケアの工夫が重要です。
この記事では、アダパレンゲルの特徴や効果、副作用、正しい使用方法について詳しく解説します。
アダパレンゲルとは

アダパレンゲルはアダパレンを有効成分に持つお薬で、ニキビの治療薬として日本で2017年に承認されています。
アダパレンはビタミンA誘導体(レチノイド)と似たような構造をもっており、皮膚のターンオーバーを正常化して毛穴の詰まりを防ぐ働きがあります。
そのため、初期のニキビを改善する効果や、ニキビを予防する効果が期待できます。
また、アダパレンを有効成分にもつニキビ治療薬として、ディフェリンゲルやエピデュオゲルがあります。どちらもアダパレンゲルと同じくニキビの改善が期待できる外用薬です。
ディフェリンゲルはアダパレンゲルの先発品にあたるお薬です。どちらも効果・効能に違いはありませんが、後発品であるアダパレンゲルの方が価格が抑えられる傾向にあります。
エピデュオゲルについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ご興味のある方はご覧ください。
エピデュオゲルについて解説!|ニキビ治療薬 |六本木メディカルクリニックのオンライン診療
アダパレンゲルの効果
アダパレンゲルは初期のニキビやニキビの予防が期待できるとしましたが、具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか。ここでは、アダパレンゲルのおもな効果を解説します。
効果1:毛穴の詰まりを防ぐ
アダパレンゲルは、肌の表面で古い角質が溜まり、毛穴をふさいでしまうのを防ぐ効果があります。それにより、白ニキビや黒ニキビができるのを抑制します。

そもそも、白ニキビ、黒ニキビとはどのような状態なのでしょうか。
ニキビができるステップは、「白ニキビ→黒ニキビ→赤ニキビ→黄ニキビ」です。
毛穴の中に古い角質が溜まると白ニキビと呼ばれ、毛穴の入り口が酸化して黒くなっている状態は黒ニキビと呼ばれます。
毛穴が詰まっていると、ニキビの原因菌であるアクネ菌が増殖して炎症を起こし、赤ニキビになります。さらに炎症が進むと黄ニキビになります。
白ニキビと黒ニキビに効果があるアダパレンゲルは、ニキビの初期段階にアプローチすることができるお薬なのです。毛穴の詰まりを防ぐため、ニキビの発生自体を予防する効果もあります。
また、アダパレンゲルには毛穴の詰まりを解消する効果もあります。これにより、炎症の強い赤ニキビへの移行を防ぎます。なお、アダパレンゲルは炎症を抑制する作用もあるため赤ニキビにも効果が期待されますが、赤ニキビが多いときは他の薬と併用されることがあります。
赤ニキビや黄ニキビに効果があるお薬のクリンダマイシンゲルについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
クリンダマイシンゲルについて解説!|ニキビ治療薬|六本木メディカルクリニックのオンライン診療
効果2: 肌のキメを整え、毛穴を目立たなくする
先述のように、アダパレンゲルの有効成分アダパレンはビタミンA誘導体と似た構造をもっているため、ビタミンA誘導体と類似した作用があります。
そのため、皮膚のターンオーバーの正常化が期待できます。
その結果、肌のキメを整え、毛穴を目立たなくする効果が期待できます。
アダパレンゲルの副作用

アダパレンゲルの使用を検討していらっしゃる方の中には、どのような副作用があるのか気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
よく見られる副作用は皮膚に関するもので、個人差はありますが2週間~1か月ほど続くと言われています。ここでは、アダパレンゲルの副作用を詳しくご紹介します。
副作用1:皮膚の乾燥
程度の差はありますが、アダパレンゲルを使用している方の半数ほどは皮膚の乾燥を感じることがあると言われています。特に、乾燥肌の方や肌が弱い方は皮膚の乾燥を感じやすいです。
アダパレンゲルは化粧水や乳液などのスキンケア用品との併用が可能ですので、いつもより念入りな保湿を意識してみてください。
なお、当院ではアダパレンゲルの副作用を抑えるためにヘパリン類似物質ローション・スプレーの処方も行っております。皮膚の乾燥を改善する役割があり、副作用の軽減が期待できます。
ご興味のある方は医師に相談してください。
ヘパリン類似物質についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
ヘパリン類似物質について解説!|ニキビ治療薬|六本木メディカルクリニックのオンライン診療
副作用2:皮膚の赤みや刺激感
アダパレンゲルの使用中に皮膚が赤くなることやヒリヒリとした刺激感を感じることがあります。特にアダパレンゲルの使用開始直後に感じることが多い副作用ですが、使用を続けることで改善します。
皮膚の赤みや刺激感が出ているときは、肌への刺激が強いスキンケア用品は避けてください。
ただし、赤みが極端に強く、ひどいかゆみも伴う場合はアレルギーの可能性があります。アレルギーが疑われる場合は使用を中止して医師に相談してください。
副作用3:かゆみ
アダパレンゲルを使用している部位にかゆみが出ることがあります。皮膚の赤みと同時に生じることもあれば、皮膚は赤くないのにかゆみがある、という場合もあります。
ニキビは刺激が大敵ですので、かゆみがあっても搔かないようにしてください。
副作用4:皮膚の剝離
アダパレンゲルを使用していると、皮膚がポロポロと剥がれ落ちることがあります。
無理に皮膚を剥ごうとはせず、保湿を意識してください。
副作用5:アレルギー反応
頻度は稀ですが、アダパレンゲルの使用により発疹やかゆみ、腫れなどのアレルギー反応を起こすことがあります。
強い皮膚の刺激を感じた時は医師に相談してください。
(参考 https://med.nipro.co.jp/ph_product_detail?id=a0A5F00001tEmTFUA0)
アダパレンゲルの使用期間は?
アダパレンゲルの使用を検討されている方の中には、出来るだけ早く効果を得たいと考える方も多いのではないでしょうか。
一般的に、アダパレンゲルのニキビ減少効果が得られるまでに1か月〜2か月ほどかかると言われています。ニキビが広範囲に出来ている場合は3か月程度かかる場合もあります。
アダパレンゲルの使用開始時に副作用がみられるため、効果が得られる前に使用をやめてしまう方もいらっしゃいますが、使用を続けることで改善することが多いです。
アダパレンゲルにはニキビの予防効果もありますので、継続して使用するとお薬の効果をより感じられるでしょう。
ただし、治療開始3ヵ月以内に症状の改善が認められない場合には使用を中止してください。
アダパレンゲルの使い方

アダパレンゲルを使ってニキビを改善するには、正しい用法を守ることが大切です。
ここでは、アダパレンゲルの使い方や使用上の注意点をまとめています。
アダパレンゲルの使い方
- 1日1回、就寝前に使用します。 1日に2回塗ったり、1回に複数回分を塗ったりしないでください。
- 洗顔後の清潔なお肌に使用してください。化粧水などを使用する場合の使用する順番は、「洗顔→化粧水→乳液→アダパレンゲル」です。
- ニキビの周辺に薄く塗布します。顔全体に塗る場合は、人差し指の先から第一関節までの長さ(約2cm)を目安にしてください。
- 過剰に塗布すると副作用のリスクが高まるため、少量を均一に伸ばしてください。
注意点
- 使用中は肌が敏感になるため、紫外線対策を行ってください。
SPF20以上の日焼け止めを使用し、日傘や帽子で日光に直接当たることを避けてください。
- 顔にできたニキビに使用してください。
- 目や唇、粘膜を避けて使用してください。万が一目に入ったら、すぐに水で洗い流してください。
アダパレンゲルを使えない人
アダパレンゲルとの併用ができないお薬や併用に注意が必要なお薬は特にありませんが、アダパレンゲルを使えない方もいらっしゃいます。
妊娠中または妊娠している可能性のある方
胎児への影響が懸念されるため、妊娠中または妊娠している可能性のある方はアダパレンゲルを使用しないでください。また、妊娠した場合、あるいは妊娠が予想される場合には医師に知らせてください。
授乳中の方
12歳未満の方
アダパレンゲルを正しく理解してニキビ治療をしよう
この記事では、アダパレンゲルの特徴や効果、副作用、正しい使用方法について解説しました。アダパレンゲルは、現在できているニキビの治療だけではなくニキビの予防まで行うことができるお薬です。アダパレンゲルを正しく使うことでニキビを治療し、なりたい肌を目指していきましょう。
六本木メディカルクリニックでは、ニキビ治療薬としてアダパレンゲルを取り扱っています。白ニキビ・黒ニキビを治療したい方、ニキビを予防したい方にオススメです。他の塗り薬や保湿剤、スキンケア用品を組み合わせた「ニキビ対策セット」もオススメです。また、当院はオンライン診療を行っていますので、ご自宅等で人の目を気にせずリラックスして診療を受けることができます。当院のニキビの診療ページでは、具体的な価格やプランについて記載しています。気になる方は、ぜひ一度当院の公式LINEよりご相談ください。
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