ビマトプロストのまつげ育毛効果|副作用、まつ毛美容液との違いも解説

「まつげが少なくて悩んでいる」「まつげ美容液を試したけど効果がなかった」という方に注目されているのがビマトプロストという医薬品成分です。
もともとは緑内障の治療薬として開発されましたが、まつげの成長を促進する副次的な効果が発見され、まつげ育毛剤としての使用が広がりました。
しかし、「副作用が心配」「市販のまつ毛美容液との違いがわからない」と思う方も多いはずです。
この記事では、ビマトプロストのまつげ育毛剤としての効果や副作用、市販のまつげ美容液との違いまで詳しく解説します。
ビマトプロストとは

「そもそもビマトプロストって何?どうしてまつげが伸びるの?」
このような疑問を持つ方も多いでしょう。まずは、ビマトプロストの基本情報について解説します。
ビマトプロストはプロスタグランジンF2αアナログという成分で、まつげの毛包に作用し、成長を促します。
もともとは緑内障や高眼圧症の治療薬として開発され、眼圧を下げる目的で点眼薬として使用されてきました。
しかし、治療を受けた患者の中で「まつげが長く、濃くなる」という副作用が報告され、これがきっかけとなりまつげ育毛剤としての応用が進みました。
現在、ビマトプロストを有効成分とする睫毛貧毛症(まつげ貧毛症)治療薬として、日本国内では厚生労働省が承認した「グラッシュビスタ」、アメリカではFDA(米食品医薬品局)が認可した「ラティース」が販売されています。
グラッシュビスタについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
グラッシュビスタの効果と副作用|まつげ育毛剤|六本木メディカルクリニックのオンライン診療
ビマトプロストのまつげ育毛効果

「ビマトプロストでどうしてまつげが伸びるのか」「ビマトプロストって本当にまつげが伸びるの?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
ここでは、ビマトプロストでまつげが伸びるメカニズムと臨床試験データをご紹介します。
まつげが伸びるメカニズム
まつげの成長には、頭髪と同様に毛周期(ヘアサイクル)が存在します。通常、まつげの毛周期は以下の3つの段階に分かれます。

- 成長期:まつげが成長する期間(約1〜2か月)
- 退行期:まつげの成長が止まり、毛根が縮小する期間(約2〜3週間)
- 休止期:まつげが抜け落ち、新しい毛が生え始めるまでの期間(約3〜4か月)
ビマトプロストは、まつげの成長期を延長し、毛の長さ・太さ・濃さを増加させる作用を持ちます。
通常、まつげの成長期は約1〜2か月ですが、ビマトプロストを使用するとこの期間が延長されます。
その結果、ビマトプロストを使用していないときのまつげよりも長く成長することが可能になります。また、まつげをより太く、濃くすることができます。
なお、ビマトプロストはあくまで成長を促進させる薬であり、まつげの本数自体を増やす効果はありません。
ビマトプロストの臨床試験データ
ここではビマトプロストの臨床試験のデータをご紹介します。
睫毛貧毛症の日本人患者を対象とした試験で、4か月間ビマトプロストを使用した群とプラセボ群を比較した試験になります。

上のグラフは、上まつげの長さと上まつげの豊かさ(密度)の変化の平均値を示しています。
ビマトプロストのほうが上まつげの長さ、上まつげの豊かさのどちらも大きく改善しています。
上まつげの色の濃さについては、グラフには示していませんがビマトプロストのほうがプラセボよりも色が濃くなったというデータがあります。
睫毛貧毛症患者を対象とした試験ではありますが、以上のデータは、ビマトプロストがまつげの成長を促すことを示しています。
ビマトプロストの副作用と注意点

ビマトプロストは高いまつげ育毛効果がある一方で、間違った使い方をすると副作用のリスクもあります。
ここでは、ビマトプロストの副作用や注意点を解説します。
ビマトプロストの副作用
①眼瞼色素沈着
ビマトプロストを使用していると、色素が沈着しまぶたが黒ずんで見えることがあります。
ビマトプロストの使用を中止すると数週間~数ヶ月で回復することが多いといわれています。
色素沈着を防ぐためには、ビマトプロストがまぶたについた際にすぐにふき取るか、洗顔して落とすことが重要です。
②まぶたや目のかゆみ、痛み、充血
ビマトプロストの使用時、まぶたや目の周囲でかゆみや痛みが出ることがあります。また、目の充血がみられることもあります。
③まれな副作用
頻度は低いですが重大な副作用として、虹彩色素沈着、眼瞼溝深化、眼瞼下垂があります。
- 虹彩色素沈着 目の虹彩にメラニン色素が沈着し、目の色が濃くなる現象です。
- 眼瞼溝深化 上まぶたのくぼみ(眼瞼溝)が深くなる状態です。
- 眼瞼下垂 上まぶたが正常な位置よりも下がり、目が開きにくくなる状態です。
ビマトプロストの使用に注意が必要な方
以下に該当する方はビマトプロストを使用しないでください。
- ビマトプロストに対する過敏症を経験した方
- 妊娠中・授乳中の方
- 小児
また、以下に該当する方は必ず医師に申し出てください。
- 緑内障や眼疾患の既往歴がある方
- ヘルペスウイルスが潜在している可能性のある方
(参考 https://www.nittomedic.co.jp/info/products/bimato.php)
ビマトプロストの使い方

ビマトプロストは正しく使うことで最大限の効果を得ることができます。
ここでは、ビマトプロストを安全に使用するためのポイントを解説します。
正しい使用方法
- 夜のスキンケア後に使用し、コンタクトレンズは必ず外してから塗布してください。
- 片目につき1日1回、1滴を新しいベビー綿棒に取り、上まつげの生え際に優しく塗布します。
- 生え際以外に付着した場合、色素沈着の原因となることがあります。すぐに清潔なコットンやティッシュで拭き取るか、水で洗い流してください。
使用上の注意
- 下まつげには塗らないように注意してください。
- 連日使用を続けないと、まつげの状態は徐々に戻ってしまいます。継続した使用をおすすめします。
- ビマトプロストを使用してすぐに効果が出るわけではありません。効果が出るまでには個人差がありますが、約2か月塗り続けると目に見える変化が現れるといわれています。
- 1日1回以上塗布しても効果は変わりません。副作用のリスクが高まる恐れがあるため、正しい用法を守ってください。
- コンタクトレンズを再度装用する際は、15分以上空けてから装用してください。
ビマトプロストと市販のまつげ美容液の違い

まつげのケアといえば、市販のまつげ美容液を使用している方も多いです。しかし、「美容液を使ってもなかなか効果を感じられない…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、医療用医薬品であるビマトプロストと市販のまつげ美容液の違いを解説します。
市販のまつげ美容液の特徴
① 主成分は保湿・補修成分
市販のまつげ美容液は、医薬品ではなく、化粧品または医薬部外品として分類されます。
ペプチドやヒアルロン酸、植物エキスなどまつげの補修・保湿を目的とした成分が含まれています。
ビューラーやマスカラ、まつげエクステなどで傷んだまつげの切れ毛を防ぎ、ハリやコシを与えるという役割です。
② 副作用のリスクがほぼない
市販のまつげ美容液は、目元に優しい成分が中心のため、副作用はほとんど報告されていません。
ただし、敏感肌の人は、かゆみや赤みが出る可能性があるため、使用前に成分を確認するのがおすすめです。
③手軽に購入できる
市販のまつげ美容液は、通販・ドラッグストア・コスメショップなどで気軽に購入できます。
ビマトプロストとまつげ美容液、どちらが良いのか
| 項目 | ビマトプロスト | 市販のまつげ美容液 |
|---|---|---|
| 分類 | 医療用医薬品(まつげ育毛剤) | 化粧品・医薬部外品 |
| 主成分 | ビマトプロスト | ペプチド、ヒアルロン酸、植物エキスなど |
| 作用機序 | まつげの成長期を延長 | まつげの補修・保湿 |
| 効果 | まつげの長さ・濃さ・太さが増加 | 切れ毛防止・ハリコシアップ |
| 副作用 | 色素沈着・充血など | ほぼなし |
| 購入方法 | 医師の処方が必要 | ドラッグストア・通販で購入可能 |
ビマトプロストと一般的なまつげ美容液の基本的な違いを表にまとめました。
「まつげの長さ・濃さを根本的に変えたい人」はビマトプロストをおすすめします。ビマトプロストは、まつげの「成長そのもの」を促進する医療用医薬品です。
市販のまつげ美容液が「補修・保湿」を目的としているのに対し、ビマトプロストは「まつげを伸ばし、濃くする」というはっきりした効果が期待できます。
一方、 「まつげを健康に保ちたい人」には市販のまつげ美容液がおすすめです。ビューラーやエクステで傷んだまつげを補修したい方や副作用のリスクを避けたい方は、市販のまつげのまつげ美容液が向いていると言えます。
ビマトプロストでまつげを育てる
この記事では、ビマトプロストの効果や副作用、市販のまつげ美容液との違いなどについて解説しました。
ビマトプロストは医療用医薬品で、高いまつげの育毛効果を持ちます。適切に使用すればまつげの長さ、太さ、濃さの改善が期待される一方で、副作用も存在します。
ビマトプロストの使用には医師の処方が必要です。 六本木メディカルクリニックではビマトプロストを取り扱っています。まつげのボリュームアップを目指す方におすすめです。
当院のスキンケアまつげのページでは、ビマトプロストの概要やプランを掲載しています。診察を受けたい方/ご興味のある方は、当院の公式LINEよりお気軽にご相談ください。
医療はもっと身近になる。
