低用量ピルを飲み忘れたら?正しい対処法と避妊効果の注意点


はじめに:低用量ピルの飲み忘れは誰にでも起きる
低用量ピルは高い避妊効果をもつ薬ですが、「うっかり飲み忘れてしまった」というのは珍しいことではありません。大切なのは慌てずに正しい知識をもとに対応をすることです。間違った対処をすると妊娠リスクが高まる可能性があります。ここでは飲み忘れた時の基本ルールやケース別の対応を説明します。低用量ピルの効果や副作用の基本知識については、こちらの記事(低用量ピルの効果と副作用)も参考になります。
低用量ピルを飲み忘れたら何日まで大丈夫?

飲み忘れ対応の目安になるのが「12時間以内かどうか」です。
- 12時間以内:基本的に避妊効果は保たれます。気づいた時点で1錠を服用し、その後は通常通り服用を続けます。
- 12時間以上:直ちに1錠を服用し、その日の分も通常通りに服用します。ただし、避妊効果が下がる可能性があります。その後7日間はコンドームなどの追加避妊を行うことが推奨されます。
また、ピルの種類(21錠タイプ、28錠タイプ、超低用量ピルなど)によって指示が異なる場合があります。必ず自分が使用しているピルの説明書を確認しましょう。薬の種類や特徴についてはこちらをご覧ください。
【ケース別】2日以上連続で飲み忘れた場合の対応

シートの1週間 or 2週目で2錠以上飲み忘れた場合
- 飲み忘れた分を直ちに1錠のみ服用し、残りはスキップして通常通り続けます。
- 次の7日間は必ず追加の避妊方法を併用しましょう。
- 性交渉があった場合、妊娠リスクがあるため医師に相談が必要です。
シートの3週目以降で2日以上連続で飲み忘れた場合
- この場合は「休薬をせずに新しいシートをすぐ開始」する方法が一般的です。
- 妊娠リスクが高くなるため、必ず医師の指示を確認することをお勧めします。
【いつ飲み忘れたかわからない場合】どうすればいい?
「気づいたら数錠余っている」「どのタイミングで忘れたか不明」ということもあります。その場合は、直ちに最新の錠剤を1錠服用し、その後は通常通り続けましょう。合わせて妊娠の可能性がある場合は、早めに医師へ相談することが安心です。
飲み忘れによる避妊効果の低下と妊娠の可能性
低用量ピルは正しく服用すれば避妊効果は99%以上と非常に高いですが、飲み忘れによりその効果は低下します。特にシートの最初の1週目や最後の3週目に飲み忘れがあると、排卵が起こる可能性が高まります。
飲み忘れを防ぐための工夫
- アプリなどを活用して、通知が来る設定にする
- ピルケースを持ち歩く
- 歯磨きや就寝など毎日の習慣とセットにする
よくある質問 (FAQ)
Q. 飲み忘れた翌日に2錠飲んでも大丈夫?
はい。基本的には問題ありません。ただし、胃の不快感や吐き気が出やすいことがあります。
Q. 出血があった = 妊娠していない?
出血があっても「消退出血」の場合が多く、妊娠していない保証にはなりません。
Q. 市販の妊娠検査薬はいつ使える?
性交渉から約2-3週間後、または次の生理予定日以降に使用するのが目安です。
Q. ピルを再開するタイミングは?
基本的には飲み忘れ後もすぐ再開しますが、状況により次の生理から新シートを開始することもあります。医師に確認すると安心です。
医師に相談すべきタイミング
- 2日以上連続で飲み忘れた場合
- 飲み忘れ後に性行為があった場合
- 出血が長く続く、強い腹痛など異常がある場合
まとめ:冷静な対処でピルの効果を活かそう

低用量ピルの飲み忘れは誰にでも起こり得ることです。大切なのは慌てずに「12時間以内かどうか」を判断し、追加避妊や医師への相談を組み合わせて対応すること。正しい知識を持って行動すれば、ピルの避妊効果を十分に活かすことができます。
医療はもっと身近になる。
