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ヘパリン類似物質について解説!|ニキビ治療薬

2025.01.04
六本木メディカルクリニック > コラム > ヘパリン類似物質について解説!|ニキビ治療薬

ヘパリン類似物質は、乾燥肌や皮膚トラブルに悩む方々に広く利用されている医薬品成分です。保湿作用や血流促進効果があり、処方薬としての利用にとどまらず、市販薬やスキンケア製品にも多く取り入れられています。 

この記事では、ヘパリン類似物質の特性や効果、副作用、他の保湿剤との比較などを徹底的に解説します。 

ヘパリン類似物質とは 

ヘパリン類似物質

ヘパリン類似物質は、血液中の抗凝固因子である「ヘパリン」に類似した化学構造を持つ成分です。ただし、ヘパリンと異なり、抗凝固作用はほとんどなく、安全性が高いことが特徴です。詳しくは後で解説しますが、ヘパリン類似物質には主に以下のような働きがあります。 

  • 保湿作用: 皮膚の水分保持を助け、乾燥を防ぎます。 
  • 血行促進作用: 血流を良くすることで、皮膚の新陳代謝を促します。 
  • 抗炎症作用: 肌の炎症やかゆみを抑える効果があります。 

これらの特性により、皮膚疾患の治療や予防、美容目的で広く使用されています。 

皮膚疾患に関しては、以下のような皮膚トラブルに対して使用されます。 

  • 乾燥肌 
  • アトピー性皮膚炎 
  • 湿疹 
  • しもやけ 
  • ニキビ跡 

ヘパリン類似物質にはどのような種類があるのか 

ヘパリン類似物質を含む製品には、クリームやローションなどのさまざまな剤型(タイプ)があり、それぞれの剤型は使用目的や肌の状態に合わせて選ばれます。 

ここでは、代表的なものを解説します。 

クリーム 

最も一般的な剤型で、多くの製品がこの形態だといわれています。 

【特徴】 

  • 肌へのなじみが良く、保湿効果が高い。 
  • ベタつきが少なく、日常的な乾燥肌のケアや軽度の湿疹に適している。 

ローション 

クリームに次いでよく使用されます。 

【特徴】 

  • 広い範囲に塗布しやすく、軽い使用感が好まれる。 
  • 特に、顔や全身の乾燥対策や手軽に塗りたい場合に使われる。 
  • 肌質を問わず使用できるため、日常の保湿ケアに適している。 

スプレー 

近年普及が進んだ剤型で、手を使わずに広範囲に塗布できる点で便利です。 

【特徴】 

  • 塗りにくい部位や炎症を起こしている箇所にも便利。 
  • 肌に触れずに塗れるため、衛生的で使用感が軽い。 
  • 持ち運びに便利で、アウトドアや旅行中の乾燥ケアに使われる。 

軟膏 

冬季や乾燥が極度に進んだ際に使用することが多いです。 

【特徴】 

  • 保湿力が高く、油分が多いため水分の蒸発を防ぐことができる。 
  • 使用後はベタつきやすいが、保湿力が非常に高く効果が長持ちする。 
  • ひび割れやあかぎれなど、特に乾燥がひどい部分に適している。 

クリームローションが最も広く普及しており、ドラッグストアやオンラインショップで手軽に購入できるため、日常の保湿ケアで特に人気があります。 

ヘパリン類似物質の効果 

ヘパリン類似物質は、単なる保湿成分ではなく、肌に潤いを与えるだけでなく血行を促進し、皮膚の再生を助ける効果も期待できます。具体的にどのような仕組みで肌に働きかけるのか、詳しく解説します。 

効果1:保湿効果 

ヘパリン類似物質は肌に直接作用して水分を保持する能力に優れており、肌のカサつきを抑えてしっとり感を持続させます。特に、乾燥肌やアトピー性皮膚炎の患者に使用されることが多く、皮膚のバリア機能を改善します。

また、ベピオゲルやエピデュオゲルなどのニキビ治療薬の副作用の軽減のために使用されることもあります。

ベピオゲルについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

 ベピオゲルについて解説!|ニキビ治療薬|六本木メディカルクリニックのオンライン診療

また、エピデュオゲルについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

エピデュオゲルについて解説!|ニキビ治療薬 |六本木メディカルクリニックのオンライン診療

効果2:血行促進作用 

血行を良くすることで、肌細胞の代謝を活性化します。これにより、しもやけや肌の冷えによるトラブルを予防・改善します。

また、肌が明るくなり、くすみが軽減される効果もあります。 

効果3:炎症を抑える効果 

ヘパリン類似物質には皮膚の炎症を抑える作用があり、肌の赤みやかゆみのある症状、軽度の湿疹に効果的です。アトピー性皮膚炎やかぶれの治療にも使用されます。 

ヘパリン類似物質の注意点 

ヘパリン類似物質は多くの人に安全に使われていますが、まれに副作用が出ることがあります。特に敏感肌の方や特定の疾患を持つ方は、注意が必要です。 ここでは、ヘパリン類似物質を使用するうえで注意したいポイントをご紹介します。 

ヘパリン類似物質の副作用 

ヘパリン類似物質は安全性が高いとされていますが、まれに以下の副作用が見られることがあります。 

  • 皮膚炎 
  • かゆみ 
  • 発赤(皮膚の赤み) 
  • かぶれ 
  • 発疹 

これらの症状が現れた場合は、直ちに使用を中止し、医師に相談してください。 

ヘパリン類似物質を使用できない方 

以下に該当する方はヘパリン類似物質を使用できません。 

血友病、血小板減少症、紫斑病など出血性血液疾患を持っている方、僅少な出血でも重大な結果を来すことが予想される方 

ヘパリン類似物質には血液凝固抑制作用があり、出血を助長するおそれがあるため使用できません。 

妊娠中または授乳中の方 

妊娠中または妊娠している可能性のある方は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用することとなっています。必ず医師に相談してください。 

また、授乳中の使用に関しては、医師と相談の上、慎重に使用することが推奨されます。 

(参考 https://www.maruho.co.jp/medical/products/hirudoid/index.html) 

ヘパリン類似物質の使用に注意が必要な方 

敏感肌の方 

 肌が敏感な方は、最初は少量を試し、異常がないか確認することをお勧めします。 

他の薬剤を併用している方 

 ヘパリン類似物質は比較的安全性が高い成分ですが、他のスキンケア製品や薬剤と併用する場合、成分の相互作用に注意が必要です。 

他に使用しているお薬がある場合、医師に申し出てください。 

ヘパリン類似物質の使用方法 

適切な使い方を知ることで、ヘパリン類似物質がもつ効果を十分に得ることができます。 

ここでは、薬の種類別に使用方法をご紹介します。 

使用方法 

クリーム 

  • 1日1〜数回、適量を使用し、患部や乾燥した部位にやさしく塗り広げます。 
  • 量の目安は、両手の手のひらに使用する場合、人差し指の先から第一関節までお薬を出した量が適量とされています。 

ローション 

  • 1日1〜数回、適量を使用し、患部や乾燥した部位に塗ってください。 

スプレー 

  • 1日1〜数回適量を患部に注意して噴霧してください。 

軟膏 

  • 1日1〜数回、乾燥が激しい部位に適量を使用します。 
  • 症状が重い場合、入浴後や寝る前に厚めに塗布し、ラップで覆うことで保湿力を高めるのも効果的です。 
  • ベタつきが気になる場合は、少量を均等に広げるように塗ります。 

使用時の注意点 

  • 皮膚が炎症を起こしているところや傷口には塗らないでください。 
  • 目の中に入った場合、すぐにきれいな水で洗い流してください。 

ヘパリン類似物質と他の保湿成分の違いは? 

病院でヘパリン類似物質を処方された経験のある方の中には、「ヘパリン類似物質は他の保湿剤と何が違うのか」とお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。ヘパリン類似物質以外にも保湿成分は多く存在しているためそう思われるのも無理はありません。 

ここでは、ヘパリン類似物質と主要な保湿成分を比較します。 

ワセリン 

石油由来の保湿剤で高い保湿効果があり、乾燥肌やひび割れを予防することができます。また、刺激がほぼなく、赤ちゃんや敏感肌にも使用可能であるというメリットがあります。 

ただし、ベタつきが強く、使用後の触感が気になる場合があります。 

尿素配合クリーム 

保湿だけでなく、角質を柔らかくすることで肌の滑らかさを改善することができます。 

硬くなった肌やかかと・ひじのケアにも用いられます。使用感としては少しざらついた感触があることもありますが、肌に馴染むと滑らかになります。 

ただし、刺激性があるため敏感肌には不向きであると言われています。 

セラミド配合保湿剤 

肌のバリア機能を修復する成分で、スキンケア製品に広く使用されています。 

保湿効果が高く、肌の水分保持能力を向上させる効果があります。なめらかでリッチな使用感で、肌にしっとり潤いを与えながら長い時間保湿を持続する効果があります。 

また、肌に優しく、敏感肌にも使用可能で、長期使用にも適しています。 

ヒアルロン酸配合製品 

高い保湿能力を持ち、肌の潤いを保持する働きがあります。 さらっとした感触で、顔や体の保湿に適しています。

また、刺激が少なく、敏感肌にも使用可能です。  

成分血行促進敏感肌適用使用感主な用途
ヘパリン類似物質 あり 適している 剤型による 乾燥肌、血行不良、皮膚炎症 
ワセリン なし 非常に適している ベタつきが強い シンプルな保湿、乾燥予防 
尿素クリーム なし 一部不適 ざらついた感触を感じることもある 角質の柔軟化、ひび割れケア 
セラミド なし 適している なめらか 肌バリア機能の改善 
ヒアルロン酸 なし 適している さらっとしている 肌の潤い保持、乾燥予防 
当クリニック作成。

ヘパリン類似物質と上記4つの保湿成分をまとめたものが上の表になります。

使用感や用途などそれぞれ特徴がありますが、ヘパリン類似物質は保湿効果が高く、血行促進作用もあり、敏感肌にも適している点で特に優れています。ワセリンは高い保湿力で乾燥予防に効果的ですがべたつきが強く、尿素クリームは角質ケア向けですが刺激を感じることもあります。セラミドは肌バリア機能を強化し、ヒアルロン酸は軽い使用感で潤いを与えます。 

乾燥肌や敏感肌の方で、血行不良や炎症が気になる方には、ヘパリン類似物質が特におすすめです。 

ヘパリン類似物質を使用してきれいな肌を目指そう 

この記事では、ヘパリン類似物質について解説しました。 

ヘパリン類似物質は、乾燥肌や皮膚トラブルに対して非常に有効な成分です。その優れた保湿作用や血行促進効果は、多くの人々に支持されています。ただし、正しい使い方を守り、必要に応じて医師の指導を受けることが重要です。乾燥肌や皮膚の悩みを解消したい方は、ぜひヘパリン類似物質を試してみてください。 

六本木メディカルクリニックでは、ヘパリン類似物質のローションタイプとスプレータイプを取り扱っており、ご自身が使用しやすいタイプをお選びいただけます。赤みや乾燥といったニキビ治療薬の副作用を抑えたい方にオススメです。また、当院はオンライン診療を行っていますので、ご自宅等で人の目を気にせずリラックスして診療を受けることができます。当院のニキビの診療ページでは、具体的な価格やプランについて記載しています。気になる方は、ぜひ一度当院の公式LINEよりご相談ください。

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