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マンジャロの副作用を解説!対処法も合わせて紹介

2024.11.20
六本木メディカルクリニック > コラム > マンジャロの副作用を解説!対処法も合わせて紹介

マンジャロは「ダイエット薬」としても話題のお薬です。高い減量効果が期待できる一方で、副作用が気になるというお声も多くいただきます。「副作用が心配で使用をためらっている…」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、マンジャロの具体的な副作用とその対処法、副作用が出やすい人の特徴を解説します。

マンジャロとは 

マンジャロとは、主に2型糖尿病の治療に用いられる注射型のお薬です。2022年5月にアメリカ食品医薬品局(FDA)によって承認され、日本でも同年9月に承認されました。 

マンジャロの有効成分であるチルゼパチドは、GIP受容体とGLP-1受容体の両方に作用します。 

  • GIP受容体への作用→インスリン分泌の増加を助けて血糖値の上昇を抑える効果
  • GLP-1受容体への作用→インスリン分泌の促進し胃の内容物の移動を遅くして食欲を抑える効果

マンジャロは同時に2つの受容体に作用することで、他のGLP-1受容体作動薬よりも高い効果が期待できるのです。

マンジャロの効果は、主に以下の3つです。

食事量の減少

食べ物の胃の排出が遅くなることで満腹感が長く続き、食事量が自然と減っていきます。

脂肪の蓄積の抑制  

食後の血糖値の急激な上昇を抑えたり、脂肪細胞へのエネルギーの蓄積を減らしたりする効果があります。 

脂肪の代謝の促進

GIP受容体作用により、脂肪の代謝を促進します。  

こちらの記事でマンジャロの効果について詳しく解説していますので、詳しく知りたい方はご覧ください。 

マンジャロのダイエット効果を徹底解説!リベルサスとどう違う?|六本木メディカルクリニックのオンライン診療

また、臨床試験結果についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

マンジャロの臨床試験結果を徹底解説!その効果と安全性 |六本木メディカルクリニックのオンライン診療

ここからは、マンジャロの副作用について解説していきます。

マンジャロの副作用1:消化器症状

マンジャロの副作用として代表的なものがこの「消化器症状」です。他の副作用よりも高い頻度でみられる副作用だといわれています。 

以下にマンジャロの製造販売元が公表している代表的な副作用を挙げます。 

出現頻度が5%以上の副作用

悪心(吐き気)、下痢、嘔吐、便秘、腹痛、消化不良、食欲減退 

出現頻度が1~5%未満の副作用 

腹部膨満(満腹感)、胃食道逆流性疾患(逆流性食道炎)、げっぷ 

(参考 https://medical.lilly.com/jp/mounjaro) 

N Engl J Med. 2021 Aug 5;385(6):503-515をもとに当クリニック作成

また、上のグラフは体重が約100㎏の方を対象にした海外の臨床試験で、マンジャロ5mg投与時の副作用の出現頻度を表しています。 

吐き気と下痢の出現頻度はともに10%を超えています。他の副作用についても、マンジャロの製造販売元が公表している副作用とおおむね同じものであるという結果になっていました。 

ここからは、各消化器症状を解説していきます。 

吐き気 

最も一般的な副作用のひとつで、このデータでは出現頻度は15%を超えています。マンジャロの投与を開始してすぐの頃は特に症状がみられる場合が多いですが、多くの場合は薬の投与を続けると身体が慣れて軽減します。 

下痢 

吐き気と並んでよくみられる副作用が、下痢になります。こちらも吐き気と同様、薬の投与開始後すぐは症状が頻繁にみられますが、投与を続けていくうちに症状が回復することが多いです。 

嘔吐 

吐き気とともに嘔吐がみられる場合もあります。特に、薬の投与量を増やしたときによくみられる副作用です。先ほどのマンジャロ5mgの臨床成績のグラフでは出現頻度が6番目の高さでしたが、マンジャロ10mg・15mgでは吐き気・下痢に次ぐ出現頻度の高さの副作用です。 

食欲減退 

副作用ではありますが、食欲の減少はダイエット効果の一因でもあります。

ダイエットのために最も重要な効果は食事量の減少です。極端な摂取制限には注意しながら、摂取カロリーをコントロールしましょう。

消化不良 

下痢や嘔吐とともに、消化不良がみられることもあります。 

消化の良いもの、お腹に負担がかからないものを食べるようにすると良いでしょう。 

便秘 

先に下痢を副作用として挙げましたが、逆の症状である便秘が現れることもあります。出現頻度は下痢より低いとされています。 

腹痛 

下痢や便秘など、他の消化器系の副作用として現れることがあります。 

マンジャロの副作用2:注射部位の反応 

今までに、ワクチンを接種した後に接種部位が赤くなった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 

マンジャロでも同様に、皮膚の赤みや腫れ、かゆみ、軽い痛みが出ることがあります。これらの副作用は多くの場合軽度で、自然に治ります。出現頻度は1~5%とされています。 

皮膚の赤みや腫れが気になる場合は、目立ちにくい部位に注射すると良いでしょう。注射に適している部位は、腹部、太もも、二の腕です。 

マンジャロの副作用3:低血糖 

マンジャロの副作用で重篤なもののひとつとして、低血糖が挙げられます。

マンジャロ単独の投与での低血糖は非常にまれですが、他の糖尿病治療薬と併用する場合は低血糖を引き起こすリスクが高まり、注意が必要です。特に、インスリンやスルホニルウレア剤との併用時にリスクが高まるというデータもあります。

低血糖の症状は以下のものがあります。 

  • 脱力感
  • 高度の空腹感
  • 冷や汗
  • 顔面蒼白
  • 動悸、ふるえ
  • 頭痛
  • めまい
  • 吐き気
  • 視覚異常 

他の糖尿病治療薬を服用している方は診察時に必ず医師に申し出てください。 

マンジャロの副作用4:急性膵炎 

出現頻度は0.1%と非常に低いですが、マンジャロの副作用に急性膵炎があります。急性膵炎の症状は以下のものがあります。 

  • 激しい腹痛
  • 激しい背中の痛み
  • 嘔吐 

これらの症状がみられた場合は、すぐに医師の診察を受けてください。 

なお、膵炎の既往がある方はマンジャロの投与はできません。 

マンジャロの副作用5:胆のう炎・胆管炎 

非常にまれな症状ですが、胆のう炎・胆管炎になることもあります。 

共通する症状は、胆のうが存在する右上腹部の痛み、発熱です。また、吐き気、嘔吐がみられることもあります。 

これらの症状がみられた場合は、すぐに医師の診察を受けてください。 

こちらの記事でマンジャロを含むGLP-1受容体作動薬の副作用について解説していますので、ご興味のある方はご覧ください。

GLP-1ダイエットの危険性とは?知っておくべきリスクと注意点 |六本木メディカルクリニックのオンライン診療

マンジャロの副作用への対処法 

マンジャロの副作用についてご紹介してきましたが、「もし副作用が出たらどうしよう」とお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここでは、消化器症状と低血糖症状の対処法を解説していきます。 

消化器症状 

吐き気、下痢などの消化器症状が出た場合は、市販の吐き気止めや下痢止めなどのお薬を服用していただいても構いません。 

ただし、消化器症状は「急性膵炎」の初期症状と同じものになります。症状が続いて不安な方は、医師の診察を受けてください。 

低血糖症状 

低血糖の症状がみられたときは、糖質を含む食品を摂取しましょう。例としては、以下のものが挙げられます。 

  • 甘いチョコレート
  • ジュース
  • ラムネ
  • ブドウ糖 

スーパーやコンビニエンスストアで簡単に購入できるもので、どれも高価なものではないので、もしもの時に備えて購入しておきましょう。 

なお、当院では吐き気止めや胃腸の調子を整えるお薬などの「副作用対策セット」を処方することも可能ですので、お気軽にご相談ください。 

マンジャロの副作用が出やすい人の特徴

ここまでマンジャロの副作用についてご紹介してきました。自分は副作用が出やすいのかと気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここでは、副作用が出やすい人について例示していきます。 

高用量を服薬している方

マンジャロは、用量が多ければ多いほど体重減少効果が高いですが、副作用の出現頻度もまた用量に準じて高くなるといわれています。 

N Engl J Med. 2021 Aug 5;385(6):503-515をもとに当クリニック作成

上のグラフは、先ほどご紹介した体重約100kgの方を対象とした海外の臨床試験で、マンジャロの用量別の副作用の出現頻度を表しています。 

吐き気、嘔吐では高用量になればなるほど副作用の出現頻度が高くなっており、おおむねマンジャロの用量と副作用の出現頻度が比例しているといえます。 

なお、当院でのマンジャロの取り扱いは2.5mg、5.0mgですが、上記のようなデータを踏まえ、基本的には2.5mgからのスタートとなります。 

体重が少ない人 

マンジャロは、 GLP-1受容体とGIP受容体の両方に作用するため、他のGLP-1受容体作動薬よりも強力な効果があると言われていますが、もともと体重が少ない人は、副作用が強く出る可能性が高いです。 

安全性の観点から、当院ではBMI23未満の方にはマンジャロの処方を推奨しておりません

マンジャロは最新薬であり、リベルサスオゼンピックなど他のGLP-1受容体作動薬と比べても効果が高いですが、その代わりに副作用も強くなります。マンジャロを処方するときに少ない容量から始めるように、メディカルダイエットを始めるときにも、リベルサスやオゼンピックから始めるほうがお勧めです。

マンジャロやリベルサス、オゼンピックについてこちらの記事で比較しています。詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

GLP-1ダイエット徹底比較|種類・効果・副作用を医師が解説|六本木メディカルクリニックのオンライン診療

また、スーグラメトホルミン防風通聖散や防已黄耆湯といった漢方薬もお取り扱いしております。

マンジャロの副作用を理解して、なりたい理想の体型へ

この記事ではマンジャロの副作用や対処法、副作用が出やすい人について解説しました。

マンジャロは高いダイエット効果をもつお薬ですが、同時に副作用も存在します。BMIや過去のダイエット経験などの患者様の状況も鑑みて処方を検討する必要があるお薬です。 

六本木メディカルクリニックでは、このような副作用に最大限注意してマンジャロの処方を行っています。たとえば、副作用が心配な方向けの副作用セットはもちろんのこと、「体調が悪いかも」というときに気軽にLINEで医師やカウンセラーにご相談いただける体制をとっています。

また、当院はオンライン診療に対応しているので、遠方の方や、病院に行く時間がない方でも手軽にメディカルダイエットができます。また、お薬は定期配送なので、薬を切らす心配もありません。

当院のメディカルダイエットのページでは、マンジャロの具体的な価格やプラン、よくある質問なども掲載しています。ご興味のある方は、ぜひ一度当院の公式LINEよりお気軽にご相談ください。

マンジャロの副作用をきちんと理解して安全に使用し、なりたい理想の体型を目指していきましょう。

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