リベルサスの副作用を軽減するには?症状別の対策法を解説

リベルサスについて調べると副作用のことが出てきますが、「やばい」、「危険」などという口コミがあります。リベルサスはもともと2型糖尿病の治療薬のひとつで、メディカルダイエットでも使用されているお薬ですが、どんな副作用があるのでしょうか。
この記事では、リベルサスの副作用とその予防・対策を具体的に解説します。
リベルサスとは?
ここではまず、リベルサスがどのようなお薬なのか説明します。
リベルサスはGLP-1受容体作動薬と呼ばれるお薬のひとつで、2型糖尿病の治療薬として2021年に承認されたお薬です。リベルサスの有効成分はセマグルチドで、セマグルチドの含有量に応じて3mg、7mg、14mgの3種類があります。通常、3mgの服用から開始して、様子をみて徐々に用量を増やしていきます。
なお、メディカルダイエット目的での使用は自由診療になります。
リベルサスの効果

リベルサスは、大きく分けると3つの効果があります。
一つ目は、食欲の抑制です。リベルサスは脳の視床下部に作用し、いつもより少ない食事量でも満腹感を得られるようにします。その結果、食欲が抑えられるのです。リベルサスがダイエット薬と称されることがありますが、その所以がこの効果となっています。
二つ目は、満腹感の持続です。リベルサスは胃が食物を小腸に送り出す動きを抑制します。その結果、満腹感が持続するように感じます。
三つめは、脂肪の減少です。リベルサスは膵臓からのインスリンの分泌を促します。それにより、糖の代謝が進んで脂肪の分解が進みやすくなります。
【参考:リベルサスの効果を解説!いつから、どのくらい痩せる?|六本木メディカルクリニックのオンライン診療】
リベルサスの副作用
リベルサスはダイエットに効果があるお薬ですが、副作用も存在します。

1.消化器症状
リベルサスを服用中の方になにか気になることがあるか話を聞いてみると、「服用を始めてから吐き気がすることが多い」ということがあります。
実際、リベルサスの副作用として出現頻度が最も高いのは、吐き気、下痢などの胃腸障害だといわれています。リベルサスの日本の製造販売元からは、吐き気や下痢の出現頻度が5%以上だと報告されています。
また、便秘や嘔吐、お腹が張る、むかむかするなどの消化不良が出現する方も1~5%程度いらっしゃるとされています。
【参考:リベルサス錠 添付文書】
しかし、リベルサスの効果には、「食欲の抑制」、「満腹感の持続」があります。
便秘や消化不良はリベルサスにより胃腸の働きが抑えられている結果生じていることであり、リベルサスが効いている証だとみることもできます。また、食欲の抑制や下痢や嘔吐などによって体重減少が期待されている側面もあります。
現在リベルサスを服用中の方で、副作用に耐えられないという方や、リベルサスの服用を検討しているけれど副作用が心配・・・という方は、医師に相談してみてください。
2.急性膵炎
リベルサスは膵臓に作用するお薬で、まれに急性膵炎を起こすことがあります。出現頻度は0.1%ほどですが、命にかかわる副作用ですので注意が必要です。
症状としては、激しい腹痛や激しい背中の痛み、嘔吐などが挙げられます。
膵炎の既往歴がある方のリベルサスの服用はできませんのでご注意ください。
また、膵炎と診断された場合、リベルサスの服用を続けることはできません。
3.低血糖
リベルサスの副作用のひとつに低血糖があります。
症状としては、以下のものが挙げられます。
- 脱力感、倦怠感
- 高度の空腹感
- 冷汗、顔面蒼白
- 動悸
- 頭痛、めまい
- 嘔気
- 視覚異常等
リベルサスは血糖値が高いときに作用するお薬であるため低血糖のリスクは低いといわれています。しかし、インスリン製剤など、他の糖尿病の薬と併用していると低血糖の出現頻度が高くなるといわれているので注意が必要です。
4.胆のう炎、胆管炎
非常にまれですが、胆のう炎や胆管炎が出現することもあります。
共通する主要な初期症状としては、右上腹部の痛み、発熱があります。「右上腹部」というのが特徴的ですが、胆のうが存在する場所の周辺を指しており、みぞおちの辺りから右の脇腹にかけて痛みが出ます。また、吐き気や嘔吐が生じることもあります。
気になる症状があれば、すぐに病院を受診してください。
【参考:[医師監修・作成]急性胆のう炎で起こりやすい症状について | MEDLEY(メドレー)
急性胆管炎 - 基礎知識(症状・原因・治療など) | MEDLEY(メドレー) 】
リベルサスの副作用への対処法
リベルサスの服用時、もし副作用が出現したらどうすればよいのでしょうか。ここからは、対処法をお伝えします。
消化器症状のとき
リベルサス服用時に最も高頻度で出現するのがこの消化器症状です。
服用を続けることで症状が軽減し、多くの場合、リベルサスの服用開始から数週間で症状が軽快すると言われています。
対症療法となってしまいますが、市販の吐き気止めなどを服用していただいて構いません。
また、ベルトなどを緩めてお腹を締め付けないようにしたり、屋外で新鮮な空気を吸ったりすると症状が楽になることがあります。
ただし、消化器症状は「急性膵炎」の初期症状と類似した症状もあります。腹痛や吐き気が続いて不安な方は、病院を受診してください。
当院では副作用対策セットを処方していますので、遠慮なくご相談ください。
低血糖症状のとき
出現頻度は低いですが、糖尿病のお薬を飲んでいる方は注意したい副作用が低血糖です。
低血糖時は、砂糖やブドウ糖などの糖質を摂取しましょう。日頃から、低血糖時に摂取できそうな食べ物、飲み物を用意しておくと安心です。
おすすめは、清涼飲料水やラムネです。スーパーやコンビニで入手でき、手軽に摂取することができます。
【参考:よくあるご質問|六本木メディカルクリニックのオンライン診療】
リベルサスの副作用の予防

リベルサスの副作用と副作用が出現した際の対処法をお伝えしてきました。せっかくダイエットをするなら、なるべく副作用を避けてリベルサスを服用したいですよね。
副作用の予防として、3点お伝えします。
正しい服用方法を守る
決められた服用方法を守ることはリベルサスのダイエット効果を十分に得るためにも、予期せぬ副作用を防ぐためにも大切です。
【リベルサスの正しい服用方法】
①服用は1日1回、最初の食事や飲水の前にする
リベルサスを空腹の状態で服用することで、胃の粘膜から有効成分が吸収されます。
②コップ半分以下(約120ml)の水とともに1錠を服用する
③服用後少なくとも30分は飲食しない
④服用直前に開封する
リベルサスは湿気と光の影響を受けやすいお薬です。必ず服用する直前に開封してください。
【参考:リベルサスの飲み方3ステップ|理由や注意点を徹底解説! |六本木メディカルクリニックのオンライン診療】
胃腸の負担を減らす食生活を心がける
リベルサスは胃腸に作用する薬であるため、胃腸の負担を減らすことで副作用を予防することができます。副作用のひとつである吐き気を防ぐ方法について、リベルサスの製造元会社が紹介しています。以下に例示しますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 淡白で低脂肪の食品を食べる (例:クラッカー、トースト、ご飯)
消化に優しい食事を心がけることで消化器症状の予防に効果的です。 - 水分を多く含む食品を食べる (例:スープ、ゼラチン)
リベルサスは吐き気や嘔吐を引き起こしやすい薬ですが、嘔吐により体の水分が失われて脱水症状になることがあります。脱水状態は薬への耐性が低くなり、副作用がさらに強くなる場合があります。 食事中だけでなく、普段の水分補給も意識して行いましょう。 - 揚げ物、脂っこいもの、甘い物を避ける
- 食事はゆっくり少量ずつにして、回数を増やす
食事の量を減らすことで、消化の際の胃の負担を減らすことができます。 - 冷たい飲み物を飲む
- 食後すぐに横にならない
【参照:RYBELSUS® Side Effects | RYBELSUS® (semaglutide) tablets】
特に「淡白で低脂肪の食品を食べる」、「揚げ物、脂っこいもの、甘い物を避ける」はカロリーの総摂取量を減らすことになり、ダイエットそのものの成功にもつながります。ぜひ意識して取り組んでみてください。
また、「食後すぐに横にならない」ことは胃腸の負担を減らすだけではなく、リベルサスの効果を最大限に引き出すためにも大切なことです。
リベルサスは朝に服用する方が多いお薬ですが、「リベルサスを飲んでから二度寝をしてしまう・・・」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。リベルサス服用後の二度寝についても当院のコラムで解説しています。
個人輸入を避ける
メディカルダイエットが広まるにつれ、薬を個人輸入される方が見受けられるようになっていますが、個人輸入はオススメできません。
個人輸入する薬は国内向けの製品ではありません。
薬の有効性や安全性、品質が保証されていないものになります。せっかくメディカルダイエットをするなら、安全かつ効率的に痩せたいですよね。
また、個人輸入で購入した際、医師の診察を受けずに薬を服用することになります。
リベルサスは2型糖尿病治療薬として日本で承認を受けているものの、メディカルダイエットでの使用は未承認です。
リベルサスを服用できない方や、副作用に特に注意が必要な方がいらっしゃるため、服用前に医師の診察を受けることを推奨します。
服用前だけでなく、リベルサス服用中に不安なこと、気になる症状を相談することができるため、何かあった際にも安心です。
リベルサスの副作用のリスク

リベルサスの副作用について解説しましたが、「自分は副作用が出やすいのか」、「副作用はいつから出るのか」と、リベルサスのリスクについて不安に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、リベルサスの副作用のリスクについて、「リベルサスの副作用が出やすい人の特徴は何か」、「リベルサスの副作用はいつから出るのか」、「リベルサスの副作用のリスクは他のGLP-1受容体作動薬より低いのか」の3点から解説します。
リベルサスの副作用はいつから出る?
副作用の出現には個人差がありますが、リベルサスの服用開始後数日~数週間のうちに出現し、数週間で軽快する方が多いといわれています。
症状が長く続くようであれば、医師の診察を受けましょう。
リベルサスの副作用が出やすい人の特徴は?
胃腸が敏感な方
リベルサスは消化器系への影響が強いお薬であるため、胃腸が敏感な方は副作用が出やすいといわれています。
また、胃潰瘍や炎症性腸疾患など重度の胃腸障害のある方は症状が悪化するリスクがあります。当院ではリベルサスの処方は行うことができません。
リベルサスの用量が多い方
リベルサスの用量が多い方も副作用が出やすくなります。リベルサスの服用は低用量から開始し、効果や副作用を見ながら用量を増やします。これは、身体をお薬に慣らすためです。
副作用の出現を予防する意味でも、医師の指示通りの用量を服用するようにしましょう。
リベルサスの副作用のリスクは他のGLP-1受容体作動薬より低い?
リベルサスの有効成分セマグルチドに関する研究では、他のGLP-1受容体作動薬と同様の副作用が出現しているとの結果が出ています。
また、ほとんどの場合、副作用の出現は一過性のもので、重症度は軽度と中等度と報告されており、副作用のリスクは他のGLP-1受容体作動薬と同程度といえます。
GLP-1ダイエットの副作用や危険性については当院のコラムで解説しています。
まとめ
この記事では、リベルサスの副作用や対処法について解説しました。
リベルサスはダイエットに高い効果があるお薬ですが、どんなお薬にも副作用はつきものです。
副作用のリスクを理解しつつ、耐えられないときは医師に相談することをおすすめします。
六本木メディカルクリニックではリベルサスを処方しており、副作用が心配な方には対策セットもあわせてご提供しています。
LINEでカウンセラーに相談できる体制となっておりますので、「リベルサスを飲むかどうか迷っていて相談したい」という方でも安心してご利用いただけます。
また、当院はオンライン診療に対応しているので、「六本木まで遠いな…」「忙しくて病院に行く暇がない…」という方でも手軽にメディカルダイエットができます。
当院のメディカルダイエットのページでは、具体的な価格やプランについて掲載しています。
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