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シナールの効果と正しい飲み方|美白・シミに効く?【ビタミンC】

2024.12.17
六本木メディカルクリニック > コラム > シナールの効果と正しい飲み方|美白・シミに効く?【ビタミンC】

日々の生活の中で、ストレスや紫外線、食生活の乱れなどが原因で肌のトラブルや疲労感を感じる人も多いのではないでしょうか。そんなときに役立つのが、医薬品「シナール」です。

シナールは、美肌を支えるビタミンCと、皮膚や粘膜の健康維持を助けるパントテン酸カルシウムを主成分としたお薬です。

そのため、美白効果、シミやそばかす、疲労感のケアを目的に多くの方々に選ばれています。

この記事では、シナールの特徴や効果、効果的な飲み方など詳しく解説します。 

シナールとは

シナール

シナールとは、美肌ケアや健康維持に効果的なビタミン製剤です。幅広い用途で利用されています。

その主成分であるビタミンC(アスコルビン酸)パントテン酸カルシウムには、以下のような効果や特徴があります。 

ビタミンC(アスコルビン酸)

シナールはビタミンCを含む

ビタミンCは水溶性ビタミンの一種で、強力な抗酸化作用を持ち、細胞の老化や紫外線によるダメージを防ぐ働きがあります。

具体的には以下のような働きがあります。

抗酸化作用

  • 活性酸素を除去し、細胞の酸化ストレスを軽減します。
  • 老化や紫外線ダメージを防ぎ、シミ・しわの形成を抑制します。

コラーゲンの生成促進

  • ビタミンCは、皮膚や関節の結合組織を形成するコラーゲンの合成に必要です。
  • 傷の治癒を早め、肌のハリや弾力を維持します。

メラニンの生成を抑制(美白効果)

  • チロシナーゼという酵素の働きを抑え、シミ・そばかすを予防します。
  • すでにできたメラニンの還元作用もあり、肌を明るくします。

ビタミンCはブロッコリーや赤ピーマン、いちご、キウイフルーツなどの果実類・野菜類に豊富に含まれています。 

厚生労働省では1日当たりのビタミンCの摂取推奨量を100mgとしています(「日本人の食事摂取基準(2025年版)」より)。

この量は、ブロッコリー70g、キウイフルーツ1.5個ほどですので、「あまり多くないな」と思う方もいらっしゃるかもしれません(日本食品標準成分表(八訂)増補2023年より)。

しかし、ビタミンCは日常のさまざまな場面で消費されます。

先ほど挙げた抗酸化作用による消費やコラーゲンの合成に加えて、ストレス反応や免疫機能の維持にも消費されます。

そのため、ビタミンCの美容効果を得るには"最低でも"100mgの摂取、と考えた方が良いでしょう。

次にパントテン酸カルシウムについて紹介します。

パントテン酸カルシウム

パントテン酸カルシウムとは、パントテン酸をカルシウムと結びつけた成分です。

パントテン酸はビタミンB群の一種で、ビタミンB5と呼ばれます。

具体的には以下のような働きがあります。

ビタミンCの働きをサポート

  • ビタミンCの吸収率を向上させ、抗酸化作用を強化します。

皮膚や粘膜の健康維持

  • 皮脂バランスを整え、ニキビや肌荒れを防ぐ
  • 皮膚の再生を促進し、傷の治癒をサポートします。

パントテン酸(ビタミンB5)はレバーや米ぬか、卵などに豊富に含まれています。 

1日の食事摂取基準として、18歳以上の男性で6mg、18歳以上の女性で5mgと定められています(「日本人の食事摂取基準(2025年版)」より)。

しかし、食事から摂取したビタミンB5が全て皮膚へ回されるわけではありません。 

そのため、肌の内側からケアしたい、でも毎日栄養素を考えてたくさんの野菜や果物を摂るのは難しいという方にはシナールがおすすめです。 

シナールの効果 

シナールの効果

シナールは、先ほどご説明したビタミンC(アスコルビン酸)とパントテン酸カルシウム(ビタミンB5)を配合したビタミン複合剤です。

アスコルビン酸とパントテン酸カルシウムの二つを配合することにより、シミや炎症後色素沈着に対する美白効果が期待できます。

そのため、肌が白くなるという効果から、「しろなる→シナール」というように省略されたのが由来とも言われています。 

ここでは、シナールの美肌効果を具体的に説明します。

美白作用

シナールは、シミ・そばかすの予防や改善といった美白作用があります。

シミやそばかすの原因となるのが皮膚のメラニン生成ですが、シナールに含まれるビタミンCがチロシナーゼ酵素の働きを阻害し、メラニンの生成を抑制します。

また、すでにできたメラニンを還元し、肌のトーンを明るくする効果があります。

そのため、以下のようなシミ・そばかすに有効です。

  • 紫外線や炎症後の色素沈着(ニキビ跡・傷跡)が気になる
  • 肝斑や老人性色素斑の改善
  • 美白治療(ハイドロキノンやトラネキサム酸と併用)

肌のハリ・弾力UP

シナールはコラーゲンの生成を促進し、肌のハリや弾力をUPさせる効果があります。

ビタミンCがコラーゲンの合成を促進し、パントテン酸カルシウムがニキビ跡や肌荒れ後の再生をサポートします。

コラーゲンが不足すると、皮膚の弾力が失われ、小じわ・たるみが目立ったり、肌が乾燥しやすくなってバリア機能が低下するなどといったデメリットがあります。

なお、コラーゲンの生成には鉄や亜鉛も必要なので、バランスの良い栄養摂取が重要です。

抗酸化作用 

ビタミンCが活性酸素を除去して細胞の酸化を防いだり、紫外線やストレスによる酸化ダメージを軽減したりします。この効果により、老化防止や健康維持に役立ちます。

また、詳しくは後述しますが、シナールと他の抗酸化成分を組み合わせることで美容に良い影響を与えます。

ニキビなどの皮膚炎症の改善

ビタミンCの抗酸化作用により、炎症の原因となる活性酸素を抑え、皮膚の炎症(赤みや腫れ)を軽減します。また、パントテン酸カルシウムは皮膚の修復を促進し、炎症後の回復をサポートします。

全身の炎症を伴う病気や消耗性疾患

シナールは、免疫力の強化や鉄欠乏性貧血の予防にも使用されることがあります。

妊娠・授乳期のビタミン補給 

体の代謝や免疫機能をサポートし、全身の疲労回復にも寄与します。
シナールは服用後1~2時間で最大効果を発揮し、約9時間後にはほとんどが体外に排出されます。体内に蓄積する心配が少なく、過剰症のリスクが低い安全な薬剤です。
そのため、妊娠中や授乳中の方でも使用が可能とされています。

しかし、妊娠中や授乳中の方で使用する際には少量から始める必要があります。 

シナールと他の薬の併用 

シナールと他の薬との併用

クリニックでよく聞かれる質問のひとつに「シナールと他の薬と併用してもいい?」がありますが、シナールは基本的に他のお薬との飲み合わせに問題はありません。 

また、他の医薬品やサプリメントと組み合わせることで、単独では得られない相乗効果を引き出し、健康や美容の維持・向上をさらに効果的にサポートします。 

以下に、シナールと特定の医薬品やサプリメントを併用した際に期待できる効果を詳しくご紹介します。 

ユベラ(ビタミンE)  

ユベラはビタミンEを主成分とする医薬品です。

ビタミンEには強力な抗酸化作用があり、細胞を活性酸素から守る働きがあります。ビタミンCと併用することで、ビタミンCが効力を失ったビタミンEを再活性化させるため、抗酸化作用が高まり、美肌効果の向上が期待できます。

ユベラについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

ユベラの美容効果は本当?美肌・シミ・くすみに効く理由を医師が解説|六本木メディカルクリニックのオンライン診療

ハイチオール(L-システイン)  

ハイチオールはL-システインを有効成分とする医薬品です。  

L-システインはシナールと同様にシミの予防シミを薄くする働きがあります。 さらに肌のターンオーバーを促進する働きがあるため、美肌に効果的です。  

ハイチオールについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

ハイチオールの効果とは?【美白&シミ対策】|六本木メディカルクリニックのオンライン診療

ビフロキシン配合錠(ビタミンB2・B6)  

ビフロキシン配合錠はビタミンB2とB6を有効成分とする医薬品です。  ビタミンB2とB6は皮膚や粘膜を正常に保つのに必要な成分で、不足すると肌荒れの原因になります。  

フルスルチアミン錠(ビタミンB1)  

フルスルチアミン錠は、ビタミンB1を有効成分とする医薬品です。 

ビタミンB1は肌荒れの改善、肌のハリやツヤの回復などに効果があります。  

トランサミン(トラネキサム酸)  

トランサミンに含まれるトラネキサム酸には、メラニン色素の生成を抑えたり、炎症を抑えたりする作用があります。そのほかにも、シミを抑える働きのほかにそばかす、肝斑、老人性色素斑、傷などの色素沈着にも効果があると言われています。 

トラネキサム酸についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

トラネキサム酸のシミ・肝斑改善効果とは?【医師監修】 |六本木メディカルクリニックのオンライン診療

シナールの処方薬と市販薬の違い

ここまでシナールの効果を解説してきましたが、「シナールはどこで買えるの?」とお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

シナールは、医療機関で処方される「処方薬」と、薬局やドラッグストアで購入できる「市販薬」に分かれます。

同じ「シナール」という名前ですが、処方薬と市販薬にはどのような違いがあるのでしょうか。

ここでは、処方薬と市販薬の違いを、配合成分、服用形態の観点から具体的に解説します。

シナールの配合成分の違い

市販薬と医薬品の大きな違いの一つに、配合成分の違いがあります。 

シナールの処方薬と市販薬の配合成分の違い
https://www.shionogi-hc.co.jp/cinal/cinal-lwe/top.htmlを参考に当クリニック作成

処方薬のシナールは、「アスコルビン酸+パントテン酸カルシウム」のみで構成され、シンプルな処方です。また、市販薬と比べてパントテン酸カルシウムの配合量が多くなっています。

一方、市販薬にはL-システインやビタミンB2・B6、ビタミンEなどが追加配合されていることが多いです。しかし、パントテン酸カルシウムが含まれていないこともあり、シナールそのものでは処方されていないことが多々あります。

また、シナールの成分であるアスコルビン酸とパントテン酸カルシウムの配合量にも違いがあります。

処方薬市販薬(一例)
ビタミンC(アスコルビン酸)200mg約160mg
パントテン酸カルシウム3mg約2.5mg
その他の成分含まれないL-システイン、ビタミンB群、ビタミンEなど
シナールの成分の配合量の違い

処方薬の方がパントテン酸カルシウムの配合量が多いため、美肌や抗炎症効果を期待するなら処方薬が有利です。市販薬の中にはビタミンCの含有量が多いものもありますが、パントテン酸カルシウムが含まれていないことが多いです。

つまり、シナールを選ぶ際には、ビタミンCの配合量だけでなく、パントテン酸カルシウムの有無も重要なポイントとなります。

高い美白・美肌効果を期待する方には処方薬がおすすめです。一方、他の成分も摂りたい方には市販薬をおすすめします。

シナールの服用形態の違い

市販薬と処方薬は、成分だけではなくお薬の服用形態も異なります。 

処方薬 

処方薬のシナールは、錠剤と顆粒の2種類となっています。

薬の形状が違っても、吸収にかかる時間に大きな違いはありません。そのため、自分が続けやすい形状のものを選ぶのが重要です。

シナールの飲み方については「シナールの効果的な飲み方」で解説します。 

タイプ服用方法の特徴向いている方
錠剤タイプ ・一定量を簡単に服用できる 
・薬を噛む/砕くのはNG 
・定量を手軽に飲みたい方 
・錠剤を飲み込むことに問題がない方 
顆粒タイプ ・水なしで口内で簡単に溶けるタイプもある 
・服用量の調節が可能 
・薬を水で飲むのが苦手な方 
・自分の体重や年齢に合わせて服用量を調整したい方 
処方薬のシナールの種類

市販薬

市販薬には錠剤タイプ、顆粒タイプ、チュアブルタイプがあり、自分に合ったものを見つけやすいという特徴があります。 

タイプ服用方法の特徴向いている方
錠剤タイプ ・水で飲む 
・噛んだり砕いたりしてはいけない 
・定量を手軽に飲みたい方 
・錠剤を飲み込むのに抵抗がない方 
顆粒タイプ ・粉末状で、服用量を調整しやすい 
・オブラートに包んで服用することも可能 
・服用量を調整したい方 
・飲み込むのが難しい方 
チュアブルタイプ ・水なしでそのまま服用できる 
・噛んだり砕いたりでき、苦味を抑えられる
・錠剤をそのまま飲み込むのが苦手な方 
・外出時でも手軽に服用したい方 
市販薬のシナールの種類

処方薬のシナール、市販薬のシナールの違いを知り、あなたに合った方を選んでください。

シナールの効果的な飲み方

シナールの効果的な飲み方

先述のように、シナールは美肌に効果があると言われていますが、その効果を最大限に引き出すには、正しい飲み方を守ることが重要です。

ここでは、処方薬のシナールの飲み方について解説します。

シナールの飲み方は、錠剤タイプ・顆粒タイプで共通しています。

  • 水またはぬるま湯で飲む
  • 1日1~3回に分けて服用する
    回数は、医師の指示に従ってください。
  • 食後に飲むのがおすすめです
    胃への負担を軽減し、吸収を良くすることが期待できます。

シナールを噛んで飲んでも良い?

「シナールを噛んで服用しても良いのか」という質問が寄せられることがあります。

結論から言うと、シナールは噛まずに水で飲むのが基本です。噛んでしまうと味が苦かったり、吸収のバランスが変わる可能性があるため、推奨されません。

もし錠剤が大きくて飲み込みにくい場合は、以下の方法を試してみてください。

  • 顆粒タイプを選ぶ
    水に溶かして飲めるため、錠剤が苦手な人におすすめです。
  • 水を多めに含んで飲む
    口の中に水を含み、喉を広げてから飲み込むとスムーズに飲むことができます。

シナール服用時の注意

シナール服用時の注意

シナールの飲み方について解説しましたが、飲み方以外にも注意すべきことがあります。

ここでは、シナールに関する注意点を解説します。

尿検査・便検査への影響  

シナールを服用している場合、アスコルビン酸の作用により尿中の糖やビリルビンが検出されにくくなるため、糖尿病や肝機能障害の検査に影響を与えることがあります。 
また、尿や便の潜血が検出できない可能性があるため、検査を受ける際はシナールの服用を医師に必ず申告してください。  

お子さまや妊娠中、授乳中の方の服用 

シナールは体に必要なビタミンで構成されているため、幅広い方に使用できますが、特にお子さまや妊娠中、授乳中の方は、少量から始めることが安心です。 

シナールで美肌を目指す

今回はシナールについて紹介しました。

シナールはビタミンCとパントテン酸カルシウムを含むお薬で美肌に効果的なお薬ですが、処方薬と市販薬の違いや、服用形態の違いがあります。それぞれの違いを正しく理解し、ご自身に合ったお薬を使うことが大切です。医師の診察を通じて医療機関で処方されるお薬なら、安心してお使いいただけます。
六本木メディカルクリニックではシナールを処方しています。記事でシナールとの併用をご紹介したユベラやハイチオールをセットにしたプランもご用意しております。美肌を目指したい方におすすめです。当院のスキンケア・まつげのページでは、シナールの価格やプランを掲載しています。気になる方は、ぜひ一度当院の公式LINEよりご相談ください。  

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